通常、自然界の水には150ppmの割合で重水素が含まれています。重水素はガン細胞の増殖を活性化させる働きを持っています。重水素を減少させた水＝重水素減少水（スーパーライトウォーター）を飲むことでガンの進行を遅らせたり予防できることが明らかになってきています。

水は生命の源です。人体のうち55％〜60％は水分で成り立っています。人体からその水分が10％以上消失すると生命維持に支障が出てきます。1日平均して、人は2リットルが消費され、その分補給しなければなりません。生命を維持するためだけではなく、健康維持への付加価値のある水を飲むことをオススメします。様々な飲料水やお茶から自分の目的にあった水を選びましょう。

非通常型療法といえる低重水素の水を飲用することで身体内の水分中に含まれる体液の重水素値を下げ、われわれの持っている免疫機能を強化させ、がんの発育を低下または阻止できるのではないかという人類の夢の実現を果たす可能性について述べられた一冊。
【著者情報】
関邦博（セキクニヒロ） 神奈川大学理学部教授。専門分野は環境生理学、高圧生理学、生理人類学、潜水学。
高原喜八郎（タカハラキハチロウ） 西新宿クリニック院長。専門分野は内科、臨床化学、腫瘍マーカー、癌の免疫療法、精神療法。 （書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

日本人の死因の3割ほどがガンという統計が出ています。日本人は世界的に見てもガンで死亡する割合が高い民族です。それは平均寿命の長寿化にも関連していますが、同じく長寿地域として知られるコーカサス地方は日本にくらべガンの発症率は格段に低いのです。コーカサスは標高の高い高地ですが、それがゆえに重水の割合が少ない水が飲料水として使われています。コーカサスの重水濃度は140ppmですので、通常の150ｐｐｍとの差はわずかですが確実にその効果が現れているのです。
ガン細胞の活性化を促す重水を飲料水から減らすことで、ガン発生の予防が可能ですし、発ガン後の進行を抑える働きにもなります。数多くある飲料水には、それぞれ様々な効果を持つ水がありますが、これほど画期的な効果をもつ飲料水はないでしょう。
自然界では生成されない種類の水ですが、重水を減らすことは科学的に可能ですし、市販され始めていますのでガンを心配される方は重水減少水を飲料水に取り入れてみるのも良い選択肢となりそうです。
もちろん、この水を飲んでおけばガンにならないというものではありませんので、普段の生活から見直すきっかけにするのもいいのではないでしょうか。